ライオンと猫と犬 2016 1 7

 私は何度も何度も書いていますが、
オバマ政権の特徴は、
ロシアに対しては、ライオンのごとく吠え、
中国に対しては、「借りてきた猫」のように、おとなしいのです。
 「ライオンと猫」をキーワードに世界情勢を眺めれば、
中国に実質的に買収された人脈が浮かび上がってくるでしょう。
 さて、中国としては、怒り心頭でしょう。
トランプ次期政権が中国に対して強硬姿勢を強めているのに対して、
「アメリカにたくさんいる飼い犬たちは、
肝心な時に、なぜ吠えないのか」と不満が出るでしょう。
 実は、「飼い犬は、なぜ吠えないのか」というのが、
米中関係の「隠れたテーマ」です。

メディアの苦境 2013 3 10

「空を制するオバマの国家戦略」(実業之日本社)から引用しましょう。
 中国の買収工作の凄まじさは、ホワイトハウスや議会だけではない。
新聞部数の低迷に泣く、アメリカの大手メディアにも及んでいると見られている。
 アメリカの有名メディア、
ニューヨークタイムズやワシントンポストは、
「中国に半分買収されている」と大使館関係者が嘆く。
 ニューヨークタイムズなどは、
中国共産党の英文機関紙「チャイナ・デイリー」を最近2年間、
毎月1回〜2回程度、折り込み配布しているほどだ。
 「チャイナ・デイリー」は、中国共産党の宣伝機関紙だ。
つまりアメリカの読者に、その宣伝新聞が毎月配布されていることになる。
 こうした中国の機関紙を配布するという「中国向けサービス」に、
アメリカの有力二紙は、せっせと励んでいる。
 このような実態を知らずに、
ニューヨークタイムズの「ご宣託」とばかりに、
「中国擁護・日本非難」の評論記事を、
日本の大手メディアが掲載すると、
これは、中国の毒牙にかかってしまうことになる。
(以上、引用)
 これは、「中国はアメリカを買収できるか」という節にあります。
その節の中の「中国のアメリカ買収工作はメディアにも進行」から引用しました。
 そのほか、いろいろな分野において、
中国によるアメリカ買収工作は、成功を収めつつあります。
 それに比べれば、日本は、
アメリカのように買収されず、孤軍奮闘しています。
それが、中国から見れば、実に腹立たしいのです。
















































































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